2012年8月18日土曜日

本のこと 「新「南京大虐殺」のまぼろし」

気になって、「新「南京大虐殺」のまぼろし」(鈴木明著)を、久しぶりに目を通した。
氏は、1972年に「「南京大虐殺」のまぼろし」を書いて論争のまきおこした。その後、中国に旅行ができるようになったのを切っ掛けに続編を書こうと決心し、資料を全て中国で市販されているもの、中国人から聴いたものを使って書き上げている。

あったのか、なかったのか? この論争の決着は当分つきそうもないなと思わせるのが、中国政府が「統戦委員会」の下に「南京大虐殺記念館」を管理し、国内だけでなく、台湾人、日本人を訪問させていることだ。政治的利用を目的としていることだ。

そのような意図があるかぎり、論争に勝ち目はない。国家としてやるべきことは、事実関係の解明であり、結果のふまえての広報活動であろう。国会に調査委員会を設けてやるべきではないだろうか。

中国も韓国も、国際的に自国のことを巧妙に広報している。日本はどうも広報ができていない。
逆に、外国の政府のお先を担ぐ言論人がいるようだ。

日本人の意思をはっきりと示さず、小手先の対応をはかってきたことのつけがきた。

曖昧にして政治的に利用しようとしてはまずい。

この事件でも、朝日新聞が係わっている。


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