富士山を見ながら小豆アイスキャンディをかじる。小豆アイスキャンディをかじりながら富士山を見る。
繰り返しているうちに開高健を思い出す。
「珠玉」(開高健著)を本箱に入れよう。1990年発行の氏の遺作だ。司馬遼太郎の「十六の話」のなかに、開高健への弔辞があった。
”いずれにせよ、開高健は、「珠玉」によって、みずからの生を送り、みずからの葬儀をしつらえ、みずからの声明梵唄をとなえたのです。”
ぽつりぽつりと読み返していると、ずうっと昔、「オーパ!」に驚き、オーパを実感したことを思い出した。いまは手元にないが見つけたら手に入れよう。
「珠玉」は、石にまつわる物語。氏の生涯の風景を感じさせる。点景を通じて、アアこれはどっかで観たぞ、聴いたぞ、嗅いだぞと懐かしい。
どこを開いても楽しい 「オールウェイズ」 上下巻も本箱へ。
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