2012年8月13日月曜日

本のこと  「たった独りの引き揚げ隊」 

PCのクラッシュが続くので3月時点にイメージを復元したら、色んなものが消えてしまった。
とりあえず復元して、覚えているものを追加修復する。しばらくは様子を見よう。

作業をしながら、しばらく前に手に入れて途中まで読んでいた、「たった独りの引き揚げ隊」(石村博子著)を読む。格闘技サンボの帝王 ビクトル古賀の物語だ。10歳のビクトルが満州1000キロを歩いてようやく父の故郷九州柳川にたどり着く。

日本人なのに引き揚げ隊に邪魔にされ仲間はずれにされても、どこまでも明るく、強く、まっすぐ故郷ロージナに向かって歩き続けた少年。日本の復興の中で格闘技サンボの帝王となり、ソ連で勲章を授与されるビクトル古賀。引退後、生まれ故郷 静かなるドン川の岸辺で述懐する言葉が重い。

涙でなかなか進まない。




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