2012年8月15日水曜日

本のこと 「花や散るらん」

図書館で、「散り椿」(葉室麟著)を借りた。図書館で借りて、同氏の作品をかなり読んでいる。好きな作品は、「いのちなりけり」、「花や散るらん」、「川あかり」。
手元にあるのは、「花や散るらん」、「秋月記」。
「散り椿」もざっと目を通したが面白そう。近いうちに感想を書こう。


「花や散るらん」は、忠臣蔵赤穂藩の事件に巻き込まれた咲弥、蔵人、香也、清源の愛情と友情が描かれる。

今ぞ知る思い出でよと契りしは忘れんとてのなさけなりけり(西行法師)

いかにせん都の春も惜しけれど馴れし東の花や散るらん


結ばれぬ恋、夫婦の絆を和歌に託す作者が心憎い。

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