2012年10月8日月曜日

音楽のこと  Maria Joao Pires

毎日、彼女の 「モーツアルト ピアノ協奏曲 第14番 変ホ長調 K.446 と 第26番 ニ長調 K.537 」を聴いている。
特に、第26番 ニ長調 K.537 は、ライブ盤は、すばらしい。彼女が、かってインタビューで語った。

ポルトガルに saudade (サウダーデ)という美しい言葉がある。この言葉は他国語に訳せない。心象のなかに、風景のなかに、誰か大切な人が、物がない。不在が、淋しさと憧れ、悲しみをかきたてる。と同時に、それが喜びともなる。えもいわれぬ虚の感情・・・・・・。に、つかまったのだろうか。



妙なる音色とは、このことか。一つ一つの音が、鮮やかに、澄んで、静かに、虚空に和がれていく。

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